魔女の宅急便はいつみてもユーミンの歌と共に、楽しい気持ちにさせてくれる映画ですよね。
何度見ても飽きないのですが、映画の途中で出てくる絵描きの名前を知っていますか?
実は映画の中でキキは名前を1度も読んでいないのです。
魔女の宅急便で、絵描きとのやり取りを観ながらの面白い点はほかにもあります。
キキの声優ですが、実は二役をしているんです!
どの声優さんが、キキと誰の声を二役をしているのか、どうして同じジブリ作品で二役するのか理由が気になりませんか?
今回は、金曜ロードショーで魔女の宅急便を何度も見た人も、また新たな楽しみ方ができるように、魔女の宅急便の絵描きの名前や声優がキキと誰の二役しているかと、二役している理由を調査してみました!
Contents
魔女の宅急便の絵描きの名前は?
ジブリの中では
いちばん好きなキャラ劇中でもなかなか
深い言葉を教えてくれました…♪*゚#ウルスラ #東日本大震災から10年
かならず桜は咲く🌸 #頑張ろう東北 #虹の上をとぶ船 pic.twitter.com/MzaGcLusjs— あす☺︎🐰mona (@painting_aw) March 11, 2021
魔女の宅急便で登場する絵描きの名前はウルスラといいます!
キキは映画の中で全く名前を呼んでおらず、絵描きさんと呼んでいます。
ウルスラの本当の家は別のところにあり、夏の間だけ森の中の小屋に住んで集中して絵をかいています。
キキはある日宅急便の荷物を森の中に落としてしまいます。
その荷物はジジよくに似た黒猫のぬいぐるみだったのですが、ウルスラが拾って飾っていました。
お客様の荷物だから返してもらおうとしたときに、落としたときに破れてしまっていたのに気づきそれをウルスラが直してくれます。
ぬいぐるみを直してくたことをキッカケに2人は友達になり、また訪れると約束します。
ウルスラの年齢
ウルスラの年齢は18歳です。
キキが13歳なので、6歳年齢が離れています。
キキは1人子でしたし、自分一人で住んでいるので、自分のお姉さんのように感じたのではないでしょうか。
逆に、ウルスラはキキくらいの時に絵描きになろうと決めたから、キキを応援したいと心から思ったのでしょうね。
ウルスラは待ちに買い物に来た時にキキのところによってくれました。
ウルスラは自分の魔力が弱まっていて落ち込んでいるキキを見て、森の中の小屋に泊まることを提案してくれます。
泊りがけでいろいろな話をする中で、キキは元気になっていきました。
ウルスラの名言
ウルスラはキキが森の中の小屋に泊まっているときにいろいろなことを語ってくれます。
キキも真っすぐにウルスラ話に耳を傾けます。
それが魔女の宅急便を観る私たちの気持ちにとても重なりますよね
どんな名言があったか、確認してみましょう。
描いて描いて描きまくる!
#ウルスラ「そういう時はジタバタするしかないよ 描いて描いて 描きまくる」#金曜ロードショー#魔女の宅急便 pic.twitter.com/XyNkxBUjUB
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) April 29, 2022
1つ目は、キキが魔法の力が弱まって落ち込んでいると知ったウルスラは夜眠る前に「魔法も絵も似てるんだよね。私もよく描けなくなるよ。」と語り始めます。
「そういう時はじたばたするしかないよ
描いて、描いて、描きまくる」
魔法も絵も、私たちの人生でも、スランプにぶち当たること本当によくあります。
そういう時にどうしも落ち込んでしまうのですが、落ち込むだけじゃなくじたばたあがいて、いろいろ試してみるということが大切だというメッセージですよね。
私も失敗ばかりでよく落ち込むのですが、それでもやるしかない!って失敗を恐れずに頑張れといわれている気によくなりました。
そして今も記事を書きながらもそう思っています。
描くのをやめる
キキがウルスラに続けて、それでも絵が描けなかったら?と尋ねると、ウルスラはこう答えました。
「描くのをやめる
散歩したり景色を見たり、昼寝をしたり何もしない
そのうちに急に描きたくなるんだよ」
じたばたした後にどうしてもだめなら、一度リフレッシュして気持ちを切り替えてみよう、そうすると自然にチャレンジしたくなるということですよね!
私も気持ちの切り替えが下手で、失敗したなーと思ったときは夜までその気持ちを引っ張って気分転換もできないときがよくあります。
なにもしないって、けっこう勇気がいりますがその反動で次の行動に移せてパフォーマンスが上がるなら、腹をくくってリフレッシュするしかありませんね。
神様か誰かがくれた力
ウルスラは大きな口を開けて豪快に笑う元気なお姉さんなんですが、キキと話をするときは芯をついた話を優しく語り掛けてくれますよね。
「魔女の血
絵描きの血
パン職人の血
神様か誰かがくれた力なんだよね
おかげで苦労もするけどさ」
子どもの時に聞いたこのセリフは正直そんなに心に響くセリフではなかったような気がします。
大人になってこのセリフを聞くと、素直に心に響いてきました。
私自身は自分に何の血が流れているのかいまだにわかっていません。
それでも何かの才能の血が流れていて、でもそれは具体的ではなくて楽天的なものの考え方とか負けず嫌いなところとかなのかなとか考えたりもします。
単純に魔女の宅急便をただ楽しく観るのもいいですが、一つ一つセリフをかみしめながら見るのも大人の魔女の宅急便の楽しみ方だと思います。
魔女の宅急便で声優がキキと二役する理由
ウルスラは原作では名のない「絵描きさん」。映画では名前が設定されていますが、1度も名前が登場しません。年齢は18歳。高山みなみさんがキキとウルスラの2役を担当。#魔女の宅急便 pic.twitter.com/7pV2nHZiFy
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) January 5, 2018
キキの声を担当している声優は高山みなみさんですが、実はウルスラの声優も高山みなみさんです!
キキとウルスラが同じ声優だっていうこと、気づいていましたか!?
当時、魔女の宅急便のオーディションで、高山みなみさんはウルスラ役に応募し見事合格しました。
合格した前後、キキの声優が決まらず難航していると知った高山みなみさんは行動を起こします。
なんとキキのオーディションも受けて合格してしまうのです!
最初は二役するのは断ろうとしたそうですが、宮崎駿監督から「責任は自分が持つから安心して」と言われて、キキもウルスラも声優を変更することなく高山みなみさんが2役をやり切りました!
私は魔女の宅急便を観ながらなんとなく、ウルスラの声はコナンの声に似ているかもな~と思ったことはありますが、キキとウルスラが同じ声優だとは夢にも思いませんでした。
特に森の中の小屋で一緒に泊まったとき、ウルスラがささやくように力強く話をしてくれるシーン、キキが質問していても、ウルスラとは全く雰囲気が違っています。
後で二役と知り、これが本物の声優だと思い知った瞬間でもあり、どうやって取ったのかと不思議ににも思いました。
ジブリの映画の中で後にも先にも、1人二役で声優をする人は出現していません。
ジブリ映画自体に人気が出て、オーディションする人も増えキャラクターに合った声優が見つかっているのが理由かもしれませんが、高山みなみさんの一人二役の声優を担当したということは歴史に残る出来事だと思います。
声優高山みなみのミニ情報
高山みなみさんは、名探偵コナンの声優なのも有名ですよね!
魔女の宅急便は1989年に映画化されているので、コナンよりかなり前の作品になります。
魔女の宅急便の声優のオーディションをした当時の高山みなみさんはまだ駆け出しの声優でした。
1985年にサンハウスミュージックの声優部に入所し、その後1986年に81プロでユースに入所します。
81プロデュースの時、3年間の新人時代で2年で声優として活躍できなければあきらめてくれと言われて1年で結果を出そうと頑張ったそうです。
高山みなみさんは、新人の初めのころはヒロイン役のオーディションを受けてたそうです。
3回落ちたことをきっかけに少年役を受けるようになり、結果ミスター味っ子の味吉陽一の声優で初主演を果たしました。
その後の高山みなみさんは日本を誇る声優さんの一人です。
まとめ
ウルスラのモデルになったのは、本作には原画として参加した賀川愛さんです。豪快に笑うところは彼女にそっくりなんだとか。#魔女の宅急便 pic.twitter.com/kX8N5mz4pI
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) April 29, 2022
金曜ロードショーで魔女の宅急便を観るときは絵描きの名前はウルスラだよって思いながら見てくださいね!
今まで絵描きさんというだけで、ウルスラの名前を呼ばれたことがなかったのには驚きましたが、それ以上に魔女の宅急便の中でも存在感が一番ある大切な登場人物の一人がウルスラだと思います。
キキと二役している声優が高山みなみさんで、なぜ二役しているのか理由もわかりましたね。
全く知らなかった人は、今回の金曜ロードショーで声を集中して聞くのも、楽しいと思いますし、一緒に見る人に教えてあげて聞き比べながら見るのも楽しいと思います!
今回は、魔女の宅急便の絵描きの名前を調べてみました。
そして声優がキキと二役している理由を紹介する記事でした。
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